きみを死なせないための物語 5巻
(ネタバレ含む)
きみを死なせないための物語、5巻。天真爛漫だったジジが、今巻ではダフネーの運命に絶望してしまってるのがやるせなく、切ない。アジアさんいい人。リサさん実はいい人。アラタさんやっぱいいやつ。
新キャラのキュヴィエはわかりやすく悪役だけど、また良いキャラだし。この作品はキャラクター造形がほんとよく出来てるのよね、、
5巻はあまりストーリーは動かず、人間関係の機微中心…ですが気になる伏線もちらほら。
それらしく映画の舞台装置でも誂えたような、人工重力発生装置だったり。←やっぱハリボテ説?
郵便屋(メーラー)=先生(プロフェッサー)=預言者(プロフェット)=ソウイチロウ…?という匂わせがあったり。(彼の行動は何が目的なんでしょう?)
クライマックスはアラタさんが塔に登って真実を知り、ラスボスソウイチロウとご対決かなぁ。
ルイの描いた、ダフネーがマリアでイエスキリストが地球という構図の聖母子像に、ランボーの最初の聖体拝受(アンチキリストな詩)もめっちゃ意味深だよね。