suisei in my head

夜になっても遊びつづけろ

2015年マイベスト漫画

このマンガが俺の中ですごい!2015!ふぉい。
MAMA(6) (BUNCH COMICS)

MAMA(6) (BUNCH COMICS)

完結。売野機子さんは今年出会った作家さんで、「愛のけものにしたがいなさい」を確か楽園の試し読みで読んで、「えっ…、好き!」と思って既刊全部揃えました。他の作品も好みストライクで。ちょっと昔の少女漫画みたいな絵と雰囲気が最高だし、ふいに刺さるポエティックなモノローグもいいし、好みすぎます。
そんなわけで売野さんは短編が秀逸だけど、長編の「MAMA」も、良いんだな〜。
美声の少年達が集められた寄宿学校、声の美しさが頂点に達し「天使」になると神に召されるという、ギムナジウムもののような舞台がまずよいし。途中、ミステリ風味になったり、青春ロマンスがあったりもするんだけど、最後まで読むと、群像劇でありつつもギャビーの物語であって、家庭環境の呪縛から少年が解放されるまでの物語なんです。色々あるんだけど、読後感は爽やか。「願わくば 僕と 僕に関わった人には 生き残ってほしい」と言っていたギャビー、ラストシーンを見ると良かったね、って思う。都合良いかもしれないけど、少年には、強く生き延びて欲しいもの。

ホーリータウン (モーニング KC)

ホーリータウン (モーニング KC)

次点。もう一人、今すごく好きな作家さんは宮崎夏次系さん。「夕方までに帰るよ」と同時発売で嬉しかったのですが、既刊の方がぐっときたので少し残念でした。といっても切なさと軽薄さが同居する独特の雰囲気は健在であり、少しずつつながっている連作短編でgoodです。
夏次系さんの描く女の子はどうしてこんなに可愛いんだろう。

そして、今いちばん続きが気になっている漫画は、やっぱ、すっかりブレイクしてしまったこれ。だって面白いもんな。
ちなみに去年「僕だけがいない街」と並んでめちゃめちゃ続きが気になっていた作品はコレでした。堂々完結。2014年だけど。

幽麗塔 9 (ビッグコミックス)

幽麗塔 9 (ビッグコミックス)


そして2015年わたしの心の新人賞は「たびしカワラん‼︎」。
最初の方はフーンという感じで読んでいたものの過去編に突入してからがかなりエモくて完全に心を掴まれました。
今後どう転ぶかわからないけど、期待。

たびしカワラん!! 2 (裏少年サンデーコミックス)

たびしカワラん!! 2 (裏少年サンデーコミックス)


WEBマンガ界隈は今年面白いのが結構あって、ただ大体はタダで読む分には好きだけどお金出すほどではないなぁ…ということが多いんだけど以下も「うおお…」ってなって繰り返し読みたくて買いました。

山羊座の友人 (ジャンプコミックス)

山羊座の友人 (ジャンプコミックス)

5秒童話 (ジャンプコミックス)

5秒童話 (ジャンプコミックス)


現場からは以上です。