青野くんに触りたいから死にたい 4巻
- 作者: 椎名うみ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/11/22
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
(ネタバレ感想)
そういう展開きちゃいますか、、、
ピュアラブな切ないボーイミーツガールでありつつ、絶妙にエロく、そしてホラー漫画。
ホラー展開部分の描き方が秀逸で、めっちゃゾクッとする怖さ。
優里ちゃんの家はほんと毒親毒姉なのね。青野くんが成仏しちゃったら、この辛い世界で優里ちゃんが生きていけるのか、心配になる。
藤本くんと堀江さんはめっちゃいい人で、少なくとも良い友達はできてよかったけど…。
子どもには青野くんが、あの恐竜みたいな化け物に見えて、優里にだけあの姿に見えるんだね。読み返すとバレー部の怪我した内田も「犬じゃなくて もっと口が裂けてて 気持ち悪い」「牙のある何か」って言ってる(2巻)。
自殺した青野くんの母親と思われる女の登場シーン、ガチャリッ ガチャッ バタンて2巻の「帰ってきた」シーンと音が同じなの芸がこまかい。あの優里ちゃんが無理矢理ご飯食べさせられてた汚い家は青野くんの家なのかな。予告からすると5巻は青野くんの家に行って弟(鉄平?)に会う流れか。
優里に比べるとリア充っぽい青野くんも、水族館デート回で弟の話するとき含みがあったし、両親亡くしてて、母親はあれで、これはどうやら家庭環境に根がある話なのかなと。青野の母親と同じこと(自殺)をしようとしたのが最初のトリガーだし、「死んでもいいの…?」は青野くんの中の母親の記憶っぽい。
続きが気になるー。
×印の意味は、「君と俺がここまで来たという印」とな。直感的には、×印ってまさにマーキングっぽいけど。